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石井坊庭園

いしいぼうていえん

概要

石井坊庭園

いしいぼうていえん

庭園 / 九州 / 福岡県

福岡県

石井坊庭園は、若杉山(標高681m)の北西の麓、太祖神社下宮近くに位置する個人宅の池泉観賞式庭園である。庭園の中央には楕円形の園池がつくられ、池には中島と岩島が配されている。園池の南東側にあるイヌマキの巨木(幹周3.4m)とその根に抱かれるような巨石が本庭園の主景となる。この巨石は一部緑泥石岩を含む変蛇紋岩で、特徴的な複数条のくぼみを有し、水の流れを表現している。園池は小さな蛇紋岩を積んだ石積護岸で構成され、池の周囲にはツツジやナンテンなどの低木が植栽されている。
本庭園については、昭和5年(1930)に九州帝国大学助教授であった永見健一(1892-1952)によって調査が行われている。当時の平面図や写真から、本庭園が約90年前の状況のまま良好に維持されていることが分かる。

糟屋郡篠栗町大字若杉641-1、641-2、642-1

指定
指定年月日:20180320

記念物

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キーワード

園池 / 庭園 / 流れ /

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