伊藤若冲筆山水図 いとうじゃくちゅうひつさんすいず

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絵画 / 近畿 

伊藤若冲
大阪府
江戸中期/寛政二年(1790)
紙本墨画
168.0×93.2cm
1幅
大阪府豊中市小曽根1-6-38
豊中市指定
指定年月日:40050801
有形文化財(美術工芸品)

若冲画の主題は花鳥・草虫でほぼ占められるなか、山水画は本図も含め数点程度と希少な作例である。本図は台地上の描写と、断崖下の砂州に描かれた二艘の舟などから、隠者を訪ねる「訪隠図」とみられるが、背後にある門を山門と見れば、高僧を訪ねる禅会図に類するものと考えられるなど、本図は一般的な山水図ではなく、特異な構成によるものであることがわかる。
樹林の上に「藤女鈞印」(白文方印)、「若冲居士」(朱文円印)の二印とともに「米斗翁七十五歳画」の署名がある。これは西福寺の襖絵「仙人掌群鶏図」のものと同じ歳であり、しかも紙のサイズは襖とほぼ同じであり紙継ぎがないところからみると、本図はこの襖絵の制作中にその余りの紙に描かれたことが可能性として考えられる点も非常に重要である。

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