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舟津神社神輿

ふなつじんじゃしんよ

概要

舟津神社神輿

ふなつじんじゃしんよ

漆工 / 江戸 / 中部

不明

江戸後期/1805

八角形漆塗神輿、錦貼り仕立て。屋根は、八角形、八面黒漆塗、各面中央に左三巴えの社紋金具を据える。頂上に八角形露盤、上に金銅造鳳凰を以て飾る。屋根棟先には金銅蕨手金具を冠し、上には金銅製燕、下には金銅垂飾幡を垂れ、また瓔珞四条がつく。胴部は、八角形の基檀上に黒漆塗の八本柱を立て、舟肘木を以て軒桁を支えて屋蓋を受ける。柱には要所に金具を打って上長押、内法長押、切目長押等を回し、八角面の内、四面は錦貼填込板戸、四面の間は黒漆塗金箔押。各錦板戸の中央部に白銅小鏡を垂飾し、長押の上には朱雀・青龍・白虎・玄武の四神の額を掲げる。基檀は2段。上段には朱塗の高欄を張り巡らし、四方中央に7級の木階を設け下段に至り、下段の四方中央には朱塗鳥居を立て、周囲は朱黒漆塗の瑞垣で囲う。台輪は八角形、黒漆塗。各鳥居のある面には半月型の三角連子子を据える。黒漆塗の2本の棒(固定し動かず)を縦に貫き轅とする。

総高178.5cm/屋根高52.0cm/屋蓋幅142.50cm/基檀幅180.0cm/轅長397.0cm

1基

鯖江市指定
指定年月日:20120427

有形文化財(美術工芸品)

舟津神社は『延喜式神名帳』記載の「丹津神社」に比定される古社で、北陸鎮護の社として篤い崇敬を受け、享保5年(1720)の間部氏転封後は鯖江藩主間部家に祈願所とされた。本殿を初め赤鳥居・大鳥居、広大な社叢など数多くの文化財を保有している。この神輿には、極めて重く担ぎ難いということで昭和16年に欅材の台車が造られている。

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キーワード

間部 / 鯖江 / 舟津 / 保有

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