日本丸 にっぽんまる

その他 / 昭和以降 / 関東 

神奈川県
昭和時代/1930
補助機関付帆船 鋼製
(法量)
 全長    九七・〇五メートル
 全幅    一二・九五メートル
 総トン数  二、二七八・二五トン
1艘
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-1-1
重文指定年月日:20170915
国宝指定年月日:
登録年月日:
国宝・重要文化財(美術品)

日本丸は、文部省が船員養成用の練習船として発注し、昭和5年(1930)に株式会社川崎造船所にて竣工した鋼製帆船である。昭和5年より昭和59年まで(昭和18年に航海訓練所に移管)の54年間にわたり、船員養成のための実習用帆船として使用された。ただし、戦中期は内航物資輸送、終戦後は引き揚げ、特殊輸送等に従事した。昭和59年9月に2代日本丸が竣工し、日本丸の練習船用途は廃止されて横浜市に引き渡され、練習帆船として財団法人(現・公益財団法人)帆船日本丸記念財団の管理のもと保存・活用に供せられる。
 日本丸は、横肋骨方式リベット構造、鋼製補助機関付帆船で、船形は長船尾楼甲板である。船体は、横肋骨状の鋼製フレームに、鋼板を帯状に左右各12段ずつ張りつめて船底及び両舷を形作り、鋼板にて4層の甲板を設け、各鋼材をリベットにて接合し構造体とする。全通甲板は上甲板と第2甲板の二層で、船底は区画式二
重船底、6カ所に水密隔壁を設け、国際条約を先取りした安全対策を講じる。本船はリベット構造船の典型を示すが、保存船が極めて少ないなかで稀少性が高く、外板も建造時の材料を7割残すなど鋼材の残存率の高さも評価される。帆装は、最後尾の帆のみ縦帆、それ以外を横帆とするバーク型で4檣である。主機関は、株式会社池貝鉄工所制作の6気筒、600馬力の低速4サイクル無気噴油ディーゼル機関(池貝6-SD-40型)2基が搭載されたが、本機関は国産初の大型ディーゼル機関であり、約7万時間にも及ぶ比類ない使用実績を有する。
 なお、日本丸には日誌類、来歴簿などの文書・記録類と建造及び修理工事に関係する図面類が伝存しており、附として保存する。…

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