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推定金光寺跡出土品

すいていこんこうじあとしゅつどひん

概要

推定金光寺跡出土品

すいていこんこうじあとしゅつどひん

土器・土製品類 / 九州 / 福岡県

福岡県

鎌倉~室町/13~14世紀

推定金光寺跡は、史跡観世音寺境内及び子院跡(太宰府市所在)に位置し、付近に残る字名「今光寺」から観世音寺49子院の一つ「金光寺」に推定されている。発掘調査によって13世紀後半~15世紀末の礎石建物6棟と「墓所」が確認され、「墓所」から5点の蔵骨器が出土している。このうち、黒釉陶器壺は、菊花状のスタンプ文様を有する四耳壺で、韓国の新安沖沈没船に同種の双耳壺がある。黒褐釉陶器壺は、華南地域窯産で新安沖沈没船に類似品がある。青磁壺は高麗産陶器で透明度の高い黄緑色の釉を全面に施釉している。この他、備前焼と思われる無釉陶器壺や、産地不明の褐釉陶器壺の破片等が含まれる。これらはいずれも13世紀後半から14世紀に比定される。

黒釉陶器壺:口径21.8㎝、器高26.5㎝、胴部最大径32.4㎝、
黒褐釉陶器壺:口径10.4㎝、器高20.2㎝、胴部最大径15.5㎝、
青磁壺:口径9.2㎝、器高10.6㎝、胴部最大径13.1㎝

5点

小郡市三沢5208-3

福岡県指定
指定年月日:20170317

福岡県

有形文化財(美術工芸品)

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