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紀州熊野浦捕鯨図屏風

きしゅうくまのうらほげいずびょうぶ

概要

紀州熊野浦捕鯨図屏風

きしゅうくまのうらほげいずびょうぶ

日本画 / 絵画 / 江戸 / 日本 / 近畿

 

江戸時代後期

紙本著色

縦123.9cm,横340.3cm

6曲1隻

 太地浦を中心に、串本から木ノ本浦(現・三重県熊野市)にいたる熊野灘沿岸の景観と沖合での捕鯨の様子を描いた屏風。紀州において捕鯨業の中心であった熊野灘付近には、古座組・太地組・三輪崎組の3つの捕鯨組織(鯨方・鯨組)があり、それぞれの網代場(鯨漁場)が決まっていた。構図からみて、本図は太地鯨方の網代場を中心に描いたものと考えられる。左下の太地浦浜では、鯨の解体の様子や番所・納屋などの建物が詳細に描写されている。捕鯨の方法である、突取法と網取法がそれぞれ表現されている点も興味深い。

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キーワード

/ 屏風 / 捕鯨 / 描く

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