時宗

日本画 

今村紫紅 (1880-1916)
イマムラ、シコウ
明治41年/1908
彩色・絹本・軸・1面
149.0×85.4
左下に描印
1回国画玉成会展 竹之台陳列館 1908

8 今村紫紅(1880−1916) 時宗 1908年
 横浜生まれ。本名寿三郎。1897年松本楓湖に入門。1900年に紫紅会に入会(以後会は紅児会と改称)し、活発な研究活動を行う。07年に茨城県五浦の日本美術院研究所に滞在。国画玉成会、巽画会に出品を重ね、14年にインドへ旅行後、日本美術院の再興に加わる。また同年速水御舟、小茂田青樹らと赤曜会を結成。
 作品の画面右手には鎌倉幕府第8代執権である北条時宗を、左手には時宗が中国の宋から招いた禅僧・祖元(円覚寺開祖)を描く。1281年の弘安の役に際して、時宗が祖元に教えを乞うている場面が生き生きと描かれている。紫紅は楓湖門下で主に大和絵系の古画の研究に励んでおり、本作ではその成果がよく表れている。また彼は前年の日本美術院研究所訪問の際に菱田春草の《賢首菩薩》(p.29)に大いに啓発されており、《賢首菩薩》の水平垂直を主な骨格とした構図、色面による画面形成といった特色が本作品にも見られる。

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