老夫 ろうふ

彫刻  金属像 / 明治 / 日本 

長沼 守敬 (1942)
ながぬまもりよし
1898(明治31)年頃
ブロンズ
55.0×31.5×27.0
1点

長沼守敬は幕末の一関の生まれ。イタリア公使館に勤務していたことが縁で、公使の帰国につきそい明治14年イタリアに渡った彼は、ベネチア王立美術学校に入学してアカデミックな彫刻を学び、優秀な成績を収めて明治20年に帰国。東京美術学校に明治32年塑造科が開設された際初代教授に就任するなど、我が国における洋風彫塑の普及に尽力したが、大正3年突然彫刻界から隠退、以後昭和17年に没するまで、千葉県館山市で隠棲生活を送った。明治33年のパリ万国博覧会に出品され、金牌を受賞した本作は長沼の代表作で、モデルは作者の近所に住んでいた植木屋のお爺さんと伝えられる。素直な自然観察に基づく堅実で柔軟な肉付けにより、老人の顔に刻まれた皺、頭に巻いた布の質感までもが迫真的に表現されており、作者の卓越した技量が存分に発揮されている。(当館所蔵作品は東京芸術大学所蔵の原作品に基づく複製鋳造)

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