燕子花にハサミ図 かきつばたにはさみず

絵画  日本画 / 江戸 / 日本 

佐竹曙山筆 
さたけしょざん
江戸時代
絹本著色
89.9×29.8cm
池長孟コレクション

 佐竹曙山(1748~1785年)は幼名秀丸、初名義直のち義敦。曙山は号。秋田藩8代藩主。安永2年(1773)鉱山開発のため平賀源内を秋田へ招いた。この際の藩士小田野直武と源内の出会いが、秋田蘭画(らんが)興隆の端緒となった。曙山は直武と研鑽(さん)し合って洋画法を研究し、日本最初の西洋画論ともいえる『画法綱領』『図画理解』を著した。
 本図は、花器に生けた燕子花(かきつばた)と西洋鋏(はさみ)が描かれている。燕子花の葉は銅版画から学んだ細い線であらわし、花や花器は濃淡によって陰影をつけ、花器の影が右前方にのびているなど、従来の東洋的な花卉(かき)図を脱し新鮮な印象を受ける。「曙山画」の落款と曙山画を意味する蘭印「Siozan Schildereij」が画面右中央にある。

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