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椅子による裸婦

概要

椅子による裸婦

油彩画

満谷国四郎  (1874-1936)

ミツタニ、クニシロウ

明治45年/1912

油彩・キャンバス・額・1面

79.5×64.0

右下に印

36
満谷国四郎
MITSUTANl, Kunishiro
1874−1936

椅子による裸婦
Nude on the divan
1912年
油彩・キャンヴァス
79.5×64cm
東京国立近代美術館所蔵


岡山県生まれ。はじめ五姓田芳柳の門に学び,ついで小山正太郎の不同舎に入り明治美術会に属した。1900年アメリカを経て渡欧し,アカデミックな写実主義的な画風でいろいろな主題ととり組んでいる。1901年帰国。1911年大原孫三郎氏の後援で再び渡欧し,2年間滞仏した。これを契機にこれまでの手法を捨てて,単純化した様式による表現をみせるようになった。〈椅子による裸婦〉はその頃の作例であるが,やがて1923年中国に遊んでからは,さらに一種やわらかな装飾味を加え,東洋的情趣を強調するようになった。1925年帝国美術院会員となり,中村不折と並んで太平洋画会系を代表する官展での有力な存在であった。


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キーワード

裸婦 / 帰国 / ローランス / 油彩

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