太刀 銘 来孫太郎作(花押) 正応五年壬辰八月十三日 たち めい らいまごたろうさく

工芸  金工 / 鎌倉 / 日本 

鎌倉/正応5年(1292)
身長77.3 中心長20.9
一口
国宝

 来孫太郎は鎌倉時代後期の名工来国俊と伝えられている。国俊について刀剣伝書『諸国鍛冶寄』には「国俊 京 来孫太郎 伏見院御宇」とある。だが、今日伝えられる国俊の作品の中に、来孫太郎と銘を切ったものは他に例がなく、さらに年紀花押まであって資料としても極めて貴重な存在である。地・刃などの作行きから推定して来国俊の作と考えられ、健全さにおいても完璧に近く、初代の優品といえよう。『駿府御分物御道具帳』のうちには来孫太郎の名は見出せないが、慶安四年(一六五一)の「御腰物御脇指帳」の太刀の部に「来孫太郎 代金拾枚ノ由御拵有 御分物之内」とある。

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