裸婦

絵画  油彩画 / 大正 / 日本 

藤島武二 (1867-1943)
ふじしまたけじ
1917(大正6)年頃
油彩・キャンバス
45.2×37.9
額装

 日本洋画界の中核に存在し、日本の油彩画を最も体現したと評される藤島武二。岡田三郎助や和田英作ら同僚よりも遅れてヨーロッパ留学を果たした藤島だが、パリではフォーヴィスムなどの新興芸術に、ローマではルネサンス期美術に触れ、実りの多い留学期を過ごした。
 ローマ時代に師事したカロリュス=デュランは肖像画、特に婦人像を得意としており、その影響もあってこの時期の藤島は優れた婦人像を残している。その後、1920年代半ばには立て続けに中国服を着た女性の横顔シリーズともいえる作品群を発表し成功をおさめることとなる。
 本作はその中間点に位置する作品である。帰国してからのこの時期は、日本人女性をモデルに造形的な模索をすすめた人物像をいくつか残している。
 明るい色彩と大胆な筆致。ぐっとモデルに寄ってとらえた構図。頭のうしろに抱げた腕は、肩から手先にかけて大きくデフォルメされ、その不安定さが画面に緊張感を与えている。
(原舞子)

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