本県では、古代以来の吉備国文化に源流を持つ卓越した技術を継承しており、それぞれの分野に特徴が見られる。工芸分野における備前刀・備中刀、備前焼は特筆される。また多くの考古資料や巨大古墳の存在は吉備豪族の栄華を物語る。平成17年4月現在、国指定・選定文化財233件、県指定文化財436件。
岡山県は三重塔が全国でも最も多数(国指定6基、県指定5基、未指定3基)残っている。江戸時代中期の延宝6年(1678)に建立された総高22.1mの塔で、外観に華麗さはないが、端正な姿は秀作の一つに数えられている。
岡山県の三大河川の一つ吉井川を下る高瀬舟を直接岡山城下へ導く倉安川(運河)の取入口の水門で、約300年を経た現在もほとんど完全な形で残っている。
幸景は室町時代に活躍した備前長船の刀工。茎(なかご)の表に「備州長船幸景」、裏に応永30年(1423)8月日の年銘がある。室町時代の応永備前を代表する優れた作。