ヘルプ

中部・福井県

 福井県は、越前、若狭の二国からなり、日本海側の中央に位置する。京都に接する若狭地方には多くの社寺に美術工芸品、建造物等が豊富に残り、畿内では絶えつつある民俗行事が色濃く伝承されている。越前は北陸道の入口として恵美押勝の乱、源平の戦い、南北朝の争乱、応仁の乱、天下統一の戦い、一向一揆と古代より常に戦乱に巻き込まれた地であるが、永平寺、特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡等の優れた文化財の残る地でもある。


西福寺阿弥陀堂 敦賀市原13-7

桁行五間、梁間五間三間の建物を内陣とし、周囲に一間の裳階をつけて外陣としたもので瓦葺き、単層入母屋造りであるが、裳階のために二重屋根となっている。 この建物は、朝倉氏の居城していた一乗谷より移建されたものであると伝えられる。


足羽山古墳群 福井市足羽1丁目

山頂古墳のほか、宝石山、小山谷、柄鏡塚、大塚、稲荷山、龍ヶ岡など足羽山一帯に営まれた古墳を総称する。まれに見る精巧な舟形石棺の出土地として全国的に知られている。ここには、式内足羽神社があり、古墳群は正倉院文書に見える豪族足羽氏の墳墓地と考えられる。


木造聖観音菩薩立像 小浜市野代(妙楽寺)

像高 161.5cmで、一木彫成の手法によるものである。かなり個性的な鑿づかいで彫成されているので、像容は素朴な中にも内容感があり、密教系の仏にふさわしい。