ヘルプ

九州・福岡県

県域に筑前、筑後、豊前の旧三国を含む福岡県は、地域や時代毎に特色豊かな文化財を数多く残している。現在、国指定文化財が約320件、県指定文化財が約630件。大宰府一帯に広がる大規模史跡、観世音寺や太宰府天満宮など社寺に伝世した美術工芸品、「海の正倉院」沖ノ島から出土した考古資料といった古い時代の文化財とともに、炭鉱や鉄道施設など近代化遺産も豊富である。また献上博多織や久留米絣などの無形文化財は県の伝統工芸の重要な役割を果たしている。

県指定(有形・建造物)
旧清力酒造株式会社 福岡県大川市大字鐘ヶ江

樽岸出土の石器 明治41年(1908)に建設された木造建築で、洋風二階建の事務所と、和風平屋の工場から構成されている。事務所二階の大広間には、幾何学紋様の格縁天上など重厚な室内装飾を見ることができる。

県指定(史跡)
沖出古墳 福岡県嘉穂郡稲築町大字漆生字才木

旧北海道庁函館支庁庁舎 全長約68mの前方後円墳で、後円部の竪穴式石室に割竹形石棺を納める。副葬品として石製腕飾類や管玉、鉄器などがあり、4世紀後半の築造と考えられる。復元整備が行われ、平成15年に古墳公園として開園した。

県指定(有形・彫刻)
木造聖観音立像 福岡県嘉穂郡穂波町大分(養源寺)

羽衣の滝 平安時代中期に制作されたと考えられる一木造の聖観音立像で、像高167.8㎝をはかる。胸下を強く絞った太づくりの体躯や、下顎のはった面立ち、鎬のたった衣文などは古様で、堂々とした仏の姿を見せる。