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中国・四国・広島県

本県には,貴重な文化遺産が数多く残されているが,尾道市・宮島町には多くの寺社が残されており,建造物として重要であるばかりでなく,美術工芸品も数多く伝えられている。中でも宮島町の厳島神社は,世界遺産に登録され,文化遺産としての価値は世界に認められている。
広島県は土壌に良好な砂鉄が含まれており,古くから製鉄が盛んであった。製鉄遺跡は県北部に多く残されており,近世には「たたら製鉄」が盛んに行われた。

県指定
常称寺大門 広島県尾道市西久保町546番地2 常称寺

常称寺は,正和2年(1313)創建と伝えられる時宗寺院である。大門は,室町時代(1333~1572)以前の形式を持つ門である。破風や懸魚,桁隠など大半の部材が残っており,建築史上も貴重な遺構である。

県指定
琵琶 広島県佐伯郡宮島町1番1 厳島神社

腹板裏面の墨書銘から,弘長2年(1262)年に唯念が製作されたことがわかる。四弦琵琶として,鎌倉時代の年号並びに作者名とも明記する稀有の品であり,その製作に古例をとどめている。

県指定
豊平町中世製鉄遺跡群 広島県山県郡豊平町

山県郡豊平町では,約2000ヶ所の製鉄遺跡が確認されているが,このうち矢栗製鉄遺跡,坤束(こんぞく)製鉄遺跡,槇ヶ原製鉄遺跡が指定されている。中世から近世への製鉄遺跡の変遷を知る上で重要な遺跡である。