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北海道・北海道

北海道の身近な自然の成り立ちと、そこに暮らす人々の開拓、産業、信仰、商業等の特色のある歴史を示す。
山間地の石炭、鍾乳洞、化石、平地から海岸にかけての特色ある植物群、旧石器時代から擦文時代に及ぶ竪穴群の遺跡や考古資料、アイヌ文化、松前・江差の鯡漁や信仰関係の文化、函館の文化、屯田兵など開拓関係を示す文化財に特色がある。

有形文化財
樽岸出土の石器 函館市青柳町17番1号 市立函館博物館

樽岸出土の石器 ・昭和29年(1954)10月、市立函館博物館を中心とする調査団によって、寿都郡黒松内町樽岸から発掘された遺物です。
・出土の遺物は、すべて石器類で、主要なものは、硬質頁岩の一種マールを材料とした縦長石刃(ブレード)、剥片石器(フレーク・ツール)、舟底形石器、石核(コア)なと総数72点です。
・洪積世末期の地層から出土しており、およそ1万年以前のものと推定されます。北海道における旧石器時代の調査はこれが最初で、学術史的な意義が大きいものといえます。

有形文化財
旧北海道庁函館支庁庁舎 函館市元町12番18号

旧北海道庁函館支庁庁舎 ・この建物は、明治42年(1909)に建設され、函館区が函館市となった大正11年(1922)から昭和25年(1950)まで渡島支庁庁舎として、その後は、北海道関係施設として昭和32年(1957)まで使用されました。
・以後は、函館市の所有となり、准看護婦養成所や失業対策事業の作業所などを経て、函館市元町観光案内所として使用していました。
・平成3年(1991)12月の火災後、函館市では平成4年度(1992)から2か年にわたって北海道の補助と市民の援助を得て、復元工事を実施し、往時の美しい姿を再現することができ、平成6年度(1994)から再び観光案内所として使用しています。
・正面は、前柱式コリントオーダーの古典様式を取り入れた柱廊玄関をもち、ルネッサンス様式を基調とするその意匠は本格的で品格があり、明治末期の時代相をよく示す洋風建造物として、北海道開拓史上価値の高いものです。

名勝
羽衣の滝 上川郡東川町天人峡

羽衣の滝 ・羽衣の滝は、大雪山国立公園内の天人峡にあり、忠別川の支流であるアイシポップ沢と双見滝沢が合流し、高さ270メートルの絶壁を7段に屈折しながら落下しており、落差は北海道1位を誇っています。
・滝の地質は、上部は熔結凝灰岩、中部は軽石質凝灰岩、下部は第三紀火山岩となっており、地質の相異により浸蝕度が変わり、複雑な水の流れとなり、それが独特な趣となっています。
・この滝は、明治34年頃に発見され、大正7年に文人である大町桂月氏により、景観の素晴らしさと水の流れが羽衣を思わせることから、羽衣の滝と命名されたと言われています。