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九州・佐賀県

佐賀県はその地理的特性から、古来大陸や朝鮮半島からの文化流入の門戸となり、海外交流の関わりが深い。史跡としては吉野ヶ里遺跡、名護屋城並びに陣跡、基肄(椽)城跡が特別史跡に指定されている。16世紀末以降は日本有数の陶磁器生産地として発展したため、多くの古窯跡が残り、またその伝統は優れた無形文化財として今日まで継承されている。民俗芸能は浮立に特徴があり、特に勇壮な面浮立が知られている。

県指定重要文化財
武雄温泉新館 佐賀県武雄市武雄町大字武雄550

樽岸出土の石器 我が国近代建築界における第一人者として知られる唐津出身の辰野金吾博士の設計である。大正4年(1915)に竣工し、昭和48年まで温泉浴場として使用されてきた。入母屋造り桟瓦葺き二階建。一階は、玄関を入ると左右に男・女大浴場があり、他に5つの浴槽がある。二階は和室5室で構成されている。平成12年度から3ヶ年で実施された全解体・修理事業により、竣工時の姿に復元された。昭和61年3月19日指定。

県指定重要文化財
色絵花蝶図輪花形深鉢 佐賀市城内一丁目15番23号 佐賀県立博物館

旧北海道庁函館支庁庁舎 江戸時代の有田の色絵磁器を代表する作品の一つ。いわゆる柿右衛門様式の作風であり、濁手(にごしで)と呼ばれる乳白色の素地に、赤・青・黄・緑・紫の上絵の具によって絵付けされている。素地は土型によって5弁の花形に成形され、内面には唐草文、梅樹文、花蝶文、山水文が描かれている。制作年代は1670年代から90年代ごろと考えられる。口径25cm、高さ11.3cm、高台径11.2cm。昭和59年3月31日指定。

県指定重要無形民俗文化財
母ヶ浦の面浮立(ほうがうらのめんぶりゅう) 鹿島市大字音成字母ヶ浦

羽衣の滝 毎年9月17日に近い第3日曜日に母ヶ浦の鎮守神社の秋祭に奉納されている面浮立である。シャグマを付け面を被ったかけうちは、両手にバチを持ち腹部に吊したモリャーシと呼ばれる小太鼓を打つ。面浮立は大地に踏んばる力足、虚空に描く力み手を主体とする芸能であり、悪霊鎮圧的な性格を有するとされる。出演は鳥毛、笛、鉦打ち、大太鼓、かけうちなど40数名からなる。昭和52年3月11日指定。