旧千葉家住宅(岩手県遠野市綾織町) 主屋 ちばけじゅうたく しゅおく

建造物 住居建築 / 江戸

  • 岩手県
  • 江戸末期 / 1830-1867
  • 桁行26.0m、梁間11.7m、寄棟造、茅葺、馬屋 桁行14.9m、梁間10.7m、正面入母屋造、茅葺、東面庇付
  • 1棟
  • 岩手県遠野市綾織町上綾織一地割14番地
  • 重文指定年月日:20071204
    国宝指定年月日:
  • 遠野市
  • 重要文化財

 千葉家は、遠野市西寄りの山麓に小城のような屋敷を構えている。天保年間に主屋が建設され、大正末期頃までに現在のような屋敷構えが整った。主屋は、馬屋を前面に張り出してL形平面とする、いわゆる南部の曲り屋形式の民家で、主屋の座敷では面皮材の棹縁を使用するなど、瀟洒な意匠を見せている。
 千葉家住宅は、南部曲り屋の分布域南縁に位置するとともに、遠野地方に典型的な平面をもち、洗練された座敷意匠を採用するなど、江戸末期の大型曲り屋民家として高い価値がある。また主屋の周囲には、江戸末期から大正期にかけて建設された附属建物が残り、その特異な敷地構成とともに豪農の屋敷構えをよく保っている。

旧千葉家住宅(岩手県遠野市綾織町) 主屋 ちばけじゅうたく しゅおく

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