旧野﨑家住宅(岡山県倉敷市児島味野) 玄関棟 のざきけじゅうたく げんかんとう

建造物 住居建築 / 江戸

  • 岡山県
  • 江戸末期 / 1852
  • 内玄関 桁行14.2m、梁間6.0m、一部二階建、入母屋造、西面主屋に接続、四面庇付、本瓦葺
    玄関 桁行8.0m、梁間5.0m、南面入母屋造、北面内玄関に接続、東面及び西面庇付、本瓦葺、東面式台玄関附属
  • 1棟
  • 岡山県倉敷市児島味野一丁目11番19号
  • 重文指定年月日:20061219
    国宝指定年月日:
  • 公益財団法人竜王会館
  • 重要文化財

 野﨑家は,江戸時代末期頃より塩田開発と新田開発を手がけて財をなした。
 邸内は,中央に主屋,その前方に玄関棟と表書院が建ち,正面に長屋門と御成門を構え,北に内蔵などの土蔵群が並び建つ。主屋座敷部や表書院は,床・棚・付書院を備えた座敷とし,上質の材を用い,質の高い空間としている。
 建設年代は,主屋が天保4年(1833)頃,門が同9年,玄関棟と表書院が嘉永5年
(1852)で,土蔵群が江戸末期から明治中期にかけて順次建てられた。
 旧野﨑家住宅は,独特な平面の主屋や意匠の優れた表書院など,雄大な規模を有する上層民家として,高い価値がある。また,屋敷全体の構成を良く留めており,江戸時代末期のこの地方を代表する民家のひとつとして,重要である。

旧野﨑家住宅(岡山県倉敷市児島味野) 玄関棟 のざきけじゅうたく げんかんとう

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