楽焼黒茶碗(大黒)〈長次郎作/〉
らくやきくろちゃわん(おおぐろ)
工芸品 / 安土・桃山
-
長次郎
-
桃山
- 素地は砂混りの赤土で、これに低火度の黒樂釉が内外全面にかかり、高台裏の一部分は黒樂釉が剥落して素地を露はしてゐる。焼成は半面はよく焼け、長次郎の黒として珍しく光沢があるが半面はカセて、暗灰褐色を呈した部分がある。成形は手作りで口のやゝつぼみ、腰に丸味があり、俗に本形とよんでゐる。長次郎の茶碗によく見るすなほな形をしてゐる。高台裏はくっきりと渦状にくり、中央がやゝ高くたってゐる。
- 1口
- 重文指定年月日:19530331
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 個人
- 国宝・重要文化財(美術品)
桃山時代の作品。