工芸品 / 安土・桃山
- 大阪府
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桃山
- 素地は灰白色のややざんぐりとした土。俗に古瀬戸釉とよんでいる黒褐色の地に茶褐色のこげのある瀬戸独得の釉薬を内面及び外側腰までかけ、その上から更に白釉を内外に筋状に流下させたため、釉薬のかさなった部分は鉄分が少く黄色になっている。形は建盞を模した天目形、口辺一箇所に繕いがあり、高台にも一箇所欠けがある。
- 高6.8 口径12.1 高台径4.5 (㎝)
- 1口
- 大阪市都島区網島町10-32
- 重文指定年月日:19560628
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 公益財団法人藤田美術館
- 国宝・重要文化財(美術品)
『名物記』『名物記附録』『目利草』などに収録される中興名物である。華やかな菊花風の文様は他に類例をみない天目茶碗として注目される。