鉄釉狛犬 てつゆうこまいぬ

陶磁 工芸品 / 室町

  • 室町時代
  • 瀬戸製
  • 阿形高19.8cm 吽形高20.2cm
  • 1対

瀬戸窯では鎌倉時代以降、陶製の狛犬を作っているが、遺品は少ない。本作は、頭部から胴部を筒状に作り、茶褐色の釉を全体にかけている。均整のとれた体躯やたてがみの表現などは、同時代の木彫の狛犬にも劣らず、優美である。口を開いた阿形、閉じた吽形、ともに精悍な顔貌が印象深い逸品である。

鉄釉狛犬 てつゆうこまいぬ
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