新村出所用筆一揃 しんむらいずるしょようひつひとそろい

工芸品 / 昭和以降

  • 昭和
  • (右から)
    全長一九.二 管長一七.一 管径〇.七
    全長二〇.四 管長一七.六 管径〇.八
    全長二七.四 管長二〇.〇 管径一.九
  • 3
  • 木村陽山コレクション

木村陽山が筆に寄せた愛情を誰よりも深く理解し、年齢差を越えて親しく交わった新村出の使用した筆。新村は「禿筆」(長く使って毛先がなくなってしまった筆)を好んでおり、陽山は「故(新村)先生の禿筆遣いの名は隠れもなく、独自の風格を有って居られた」と書き残している。そのとおり、本筆は使い古されて毛先はほとんどなくなっており、墨が固まって塊状となって付着してさえいる。

新村出所用筆一揃 しんむらいずるしょようひつひとそろい

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