元
水上に突出する茸(きのこ)状の岩に座す観音を描く。観音の衣は、肥痩のある濃い墨線で、岩は飛白状に描かれ、対照を見せる。職業画家による作品であろう。岩座中に隠し落款風に、正悟と読める落款がある。上方に、明州慶元府の天童山景徳禅寺住した雲外雲岫(うんがいうんしゅう、1324年没)の賛がある。
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絹本墨画白衣観音図〈正悟筆/〉
正悟
白衣観音図
平石如砥賛
白衣観音図軸
用愚希顔賛