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旧京都中央電話局西陣分局舎

きょうとちゅうおうでんわきょくにしじんぶんきょくしゃ

概要

旧京都中央電話局西陣分局舎

きょうとちゅうおうでんわきょくにしじんぶんきょくしゃ

近代その他 / 大正 / 近畿 / 京都府

京都府

大正/1921

鉄筋コンクリート造及び木造、建築面積489.00平方メートル、三階建(内装を除く)

1棟

京都府京都市上京区油小路通中立売下る甲斐守町97番地

重文指定年月日:20060705
国宝指定年月日:

西日本電信電話株式会社

重要文化財

旧京都中央電話局西陣分局舎は,油小路通と中立売通との交差点西南角にある。京都市内で三番目の電話分局になり,大正9年10月の起工,翌年12月の竣工で,設計は逓信技師の岩元祿である。鉄筋コンクリート造2階一部3階建である。外観は,正面1階に半楕円形断面の柱3本を立ち上げ,各頂部にヴィーナスのトルソーを載せ,2階弓形出窓の周囲や東面2階庇下を踊り子のレリーフ・パネルで飾る。
 旧京都中央電話局西陣分局舎は,夭折した建築家岩元祿の現存唯一の建築作品である。外観意匠は極めて独創的で,ドイツ表現主義と同質の造形意匠を創出した作品として,日本近代建築史上,重要である。

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