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刀〈金象嵌銘城和泉守所持/正宗磨上本阿(花押)〉

かたな〈きんぞうがんめいじょういずみのかみしょじ/まさむねすりあげほんあ(かおう)〉

概要

刀〈金象嵌銘城和泉守所持/正宗磨上本阿(花押)〉

かたな〈きんぞうがんめいじょういずみのかみしょじ/まさむねすりあげほんあ(かおう)〉

工芸品 / 鎌倉 / 関東 / 東京都

正宗

東京都

鎌倉

鎬造、庵棟、身幅広からず、鋒延びず。重ね薄く、板目鍛に地景交じり、地沸頗る厚く、指表に湯走りあり。刃文は湾れに小乱れ交じり、足葉入り、沸深く凝り、金筋所々にかかり、帽子は掃きかけてほとんど焼き詰め、指表に大きく金筋を走らせている。大磨上の茎に金象嵌銘がある。

刃長70.8 反り2.2 元幅2.6 先幅1.5 鋒長3.0 (㎝)

1口

東京国立博物館 東京都台東区上野公園13-9

重文指定年月日:19360918
国宝指定年月日:19510609
登録年月日:

独立行政法人国立文化財機構

国宝・重要文化財(美術品)

正宗は相州伝の大成者として著名である。独特の沸出来の妙を遺憾なく発揮し、同門の則重に似たところがあるが、一段と地刃晴れやかに美しく、大らかであり、正宗の特色をよく示している。『埋忠銘鑑』によると、慶長十四年六月に、埋忠寿斎が磨上げ、本阿弥光徳の金象嵌銘を施したということである。
武田信玄家臣でその後に徳川家康に仕えた城景茂が所持し、後に津軽家に伝わった。

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