細字金光明最勝王経 さいじこんこうみょうさいしょうおうきょう

 / 奈良 / 近畿 

奈良
2巻
重文指定年月日:19820605
国宝指定年月日:
登録年月日:
宗教法人金剛峯寺
国宝・重要文化財(美術品)

護国の経典とされる『金光明最勝王経』(十巻)を、細字で一行二十七~三十字あてに二巻に書写したものである。奥書はないが書風から、奈良時代中期の写経と認められる。全巻にわたり白書の註記(大部分摩消)があるほか、巻第一部分にのみ朱訓点、巻第四・第九部分に墨訓点がある。このうち朱訓点は平安時代後期の天〓波流【テニハル】点別流、墨訓点は平安時代中期の第一群点で、いずれも比叡山系の訓点である。各紙継ぎ目上下には麻糸による封があり、これは奈良・平安初期写経に間々みられる珍しいものである。伝存稀れな奈良時代細字経の遺例で、文中にほどこされた訓点は国語史資料として注目される。

関連リンク

細字金光明最勝王経チェックした作品をもとに関連する作品を探す

紫紙金字金光明最勝王経 巻第六
紫紙金字金光明最勝王経 巻第七
金光明最勝王経 巻第一~十(国分寺経)
金光明最勝王経注釈断簡(飯室切本)
金光明最勝王経註釈 巻第二断簡(飯室切)
ページトップへ