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宋拓化度寺僧〓禅師舎利塔銘

そうだくかどじそうゆうぜんじしゃりとうめい

概要

宋拓化度寺僧〓禅師舎利塔銘

そうだくかどじそうゆうぜんじしゃりとうめい

その他 / / 近畿 / 京都府

京都府

1帖

京都府京都市下京区烏丸通七条上る常葉町754

重文指定年月日:19680425
国宝指定年月日:
登録年月日:

学校法人真宗大谷学園

国宝・重要文化財(美術品)

 唐代の碑の宋代拓本である。前者は隋代三階教という仏教の一派を興した信行禅師の業績をたたえた碑の銘で、文は越王貞(唐太宗の子)が撰し、薛稷【せつしよく】が揮毫したもの。後者は三階教の二祖長安化度寺の僧〓【そうよう】禅師舎利塔の銘で、李百薬が文を撰し、欧陽詢【おうようじゆん】の筆になる。両碑の原石は早く亡失して、現在は両拓本の断簡(前者五十面、後者十三面)を遺すのみである(後者の唐拓断簡が大英博物館にも所蔵される)。
 両宋拓は隋から初唐にかけて一時的に流行した三階教の貴重な史料であるが、同時に、初唐の四大書家にかぞえられる欧陽詢(五五七-六四一)と薛稷(六四九-七一三)の筆蹟を伝える数少ない資料としても、書道史上きわめて価値が高い。

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