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朝鮮軍陣図屏風

ちょうせんぐんじんずびょうぶ

概要

朝鮮軍陣図屏風

ちょうせんぐんじんずびょうぶ

絵画 / 日本画 / 明治 / 日本 / 九州 / 佐賀県

大久保雪堂

おおくぼせつどう

明治19年/1886年

紙本金地着色 六曲屏風装

(各)竪168.7cm 横368.5cm

3隻

佐賀県佐賀市松原2丁目5-22

公益財団法人鍋島報效会

文禄元年(1592)から慶長3年(1598)にかけて行われた文禄・慶長の役のうち、慶長2年の蔚山城(うるさんじょう)攻防戦を描いた屏風。蔚山城は日本軍が築いた倭城のうち最も東部に位置するもので、日本軍の最前線基地の役割を担っていた。第一図の蔚山城籠城図は、籠城する日本軍を明・朝鮮連合軍が包囲する場面。第二図は、鍋島直茂らの援軍が到着し、明・朝鮮連合軍と対峙する場面。第二図と一双をなす第三図は戦闘場面を描く。原本は鍋島直茂が従軍した絵師に描かせたと言われるが、これが明治7年(1874)の佐賀の乱で焼失したため、他家所蔵の写を明治19年に肥後の絵師大久保雪堂に依頼して制作したのが本図である。

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キーワード

佐賀 / / 鍋島 /

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