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甑島のトシドン

こしきじまのとしどん

概要

甑島のトシドン

こしきじまのとしどん

民俗 / 無形民俗文化財 / 鹿児島県

鹿児島県薩摩川内市下甑町

2009年 ユネスコ 無形文化遺産保護条約 「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」記載

保護団体 : 甑島トシドン保存会

重要無形民俗文化財(風俗慣習:年中行事) 昭和52年5月17日指定

甑島のトシドンは、東シナ海に浮かぶ下甑島に伝わる来訪神の行事である。大晦日(12月31日)の夜、トシドンと呼ばれる神に扮装した男性たちが子供のいる家々を訪れ、悪い子供を戒める。トシドンは、長い鼻に大きな口の奇怪な面を被り、藁蓑などを纏って現れ、大声で子供を脅かしたり、よい子になるよう諭したりし、最後に年餅と呼ばれる大きな餅を子供に与えて去って行く。年の初めや季節の変わり目に神々が訪れて人々に祝福を与える、あるいは、神々が訪れることで年が改まる、という日本人の民間信仰や神観念を伝える行事である。

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