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赤絲威鎧〈兜、大袖付/〉

あかいとおどしよろい〈よろい、おおそでつき〉

概要

赤絲威鎧〈兜、大袖付/〉

あかいとおどしよろい〈よろい、おおそでつき〉

工芸品 / 鎌倉 / 近畿

鎌倉

黒漆塗り鉄革小札一枚交じり、赤糸威し、耳糸亀甲打ち、畦目啄木、菱縫威毛に々、胴立挙共六段、草摺脇楯共四間五段。金具廻り、革所牡丹獅子染革包、小縁紅五星韋、伏組茶白藍の三色、化粧板菖蒲韋包、水引紅と白綾。八双鋲、据金物など全て銅鍍金竹透彫り、座に雀の鋲を配す。脇楯壺板孔三個、栴檀板、鳩尾板全面に竹透彫り長物を伏せ、雀の据文を打つ。
兜二十四間、円鉢、六方白地板鍍銀、竹雀金物を府誌、星一行十四点、腰巻一点、八幡座三重、笠印付鐶雀、響孔四個、受張洗韋、その下に管の編物を重ね、眉庇に竹透鍬形台を雀の鋲で打ち、大鍬形を立つ。しころ(革毎)五段四段吹き返し、左に竹に藤桐、右に竹菊透彫り板を伏せ、各雀の文金物を据える。
大袖七段、竹に雀、蝶、透彫りの笄金物を打つ。両袖とも竹に虎の大金物を付け、右に籠手摺韋がある。

胴高64.7 兜鉢高12.0 大袖高45.5 (㎝)

1領

重文指定年月日:19270425
国宝指定年月日:19510609
登録年月日:

春日大社

国宝・重要文化財(美術品)

鎧の時代が頂点に達し、実用から遠ざかって威儀化した鎌倉時代末期の特色が著しいが、櫛引八幡宮の赤糸威鎧と共に、豪華を極めた装飾金物で著名な一領である。

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