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草花文段片身替繍箔小袖

くさばなもんだんかたみがわりぬいはくこそで

概要

草花文段片身替繍箔小袖

くさばなもんだんかたみがわりぬいはくこそで

工芸品 / 安土・桃山 / 近畿 / 京都府

京都府

桃山

練緯平絹地袷仕立て、身幅廣く、袖幅狭く振りのない小袖。表は白練緯地に上下左右肩身に分け、前左上と後左下は紅白梅花文、前右上と後右下は白紫藤文、前左下と後左上は雪持笹文、前右下と後右上は楓文をそれぞれ紅、薄紅、蘇芳、萌黄、薄萌黄、黄、鶸、紫、濃紫、白で平繡し、差し繡、留め繡、纏繡を施す。その間の地には金銀摺箔する。裏は白節絹。

身丈134.8 裄58.0 袖幅21.7 袖丈48.0 衿肩あき13.7 衿幅13.0 身幅36.3 (㎝)

1領

京都国立博物館 京都府京都市東山区茶屋町527

重文指定年月日:19720530
国宝指定年月日:
登録年月日:

独立行政法人国立文化財機構

国宝・重要文化財(美術品)

身幅が広く、袖幅は狭く振りのない小袖である。文様は上下左右片身と大きく分け、全面に梅・藤・雪持笹・楓文などを蘇枋・萠黄などの色糸で繍いつめ、さらに地に金銀を摺箔している。仕立も意匠も桃山時代の特色が強く、豪華な作で初期小袖の優れた遺品である。

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