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旧渋沢家飛鳥山邸 晩香廬

しぶさわけあすかやまてい ばんこうろ

概要

旧渋沢家飛鳥山邸 晩香廬

しぶさわけあすかやまてい ばんこうろ

住居建築 / 大正 / 関東 / 東京都

東京都

大正/1918

木造、建築面積79.24平方メートル、1階建、桟瓦葺

1棟

東京都北区西ヶ原二丁目16番1号

重文指定年月日:20051227
国宝指定年月日:

財団法人渋沢栄一記念財団

重要文化財

 旧渋沢家飛鳥山邸は,曖依村荘と呼ばれた渋沢栄一の邸宅である。晩香廬は,渋沢栄一の喜寿を記念して贈呈された小亭(談話室)で,大正7年に竣工した。木造平屋建,寄棟造,赤色桟瓦葺である。洗練された意匠と精緻な造形により,工芸品ともいうべき建築作品に仕上げられている。
 青淵文庫は,渋沢栄一の傘寿と子爵への陞爵を祝して贈呈された小図書館で,
大正14年に竣工した。煉瓦及び鉄筋コンクリート造2階建で,1階は露台,閲覧室,記念品陳列室などで,2階は書庫になる。
 旧渋沢家飛鳥山邸の晩香廬及び青淵文庫は,大正期を代表する建築家のひとりである田辺淳吉の作風がよく示された作品である。
 ともにアーツ・アンド・クラフツ運動の精神が具現された数少ない大正期の建築作品として重要である。

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