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金銅柄香炉〈鵲尾形/(法隆寺献納)〉

こんどうえごうろ

概要

金銅柄香炉〈鵲尾形/(法隆寺献納)〉

こんどうえごうろ

工芸品 / 飛鳥 / 関東 / 東京都

東京都

飛鳥

総長36.4cm

1柄

東京国立博物館 東京都台東区上野公園13-9

重文指定年月日:19570618
国宝指定年月日:19640526
登録年月日:

独立行政法人国立文化財機構

国宝・重要文化財(美術品)

明治11年法隆寺から皇室に献納された宝物類(法隆寺献納御物の名で親しまれ、正倉院の宝物と並び称されている)の中に含まれているものである。
 柄のついた香炉で、柄の末端が鵲(かささぎ)の尾のように三股にひらいている。柄裏に「慧慈」と朱書され、縁裏に「上宮」の刻字があるが、上宮は聖徳太子のことであり、また慧慈は太子の師である。自然鉱の真鍮(しんちゆう)である鍮石から製したものとみられるが、鵲尾(じやくび)形の柄はふつうの香炉にはみられない。おそらく柄香炉として最古の遺品であろう。

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