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妙成寺総門

みょうじょうじそうもん

概要

妙成寺総門

みょうじょうじそうもん

建造物 / 江戸 / 中部 / 石川県

石川県

江戸

総門は、間口1間の高麗門である。親柱(鏡柱)に冠木を渡し、冠木上の柱間に2本の束を立て計4本に木鼻繰形付の腕木を入れて前後の出桁を支えている。腕木下にはさらに肘木を差し、巻斗を入れて腕木を受けている。控柱と親柱は貫二段と棟木等で繋ぐ。屋根は、主屋根が杮葺で控屋根は銅板葺となっている。大扉は格子戸で肘壷金具で吊り込みされる。門の左右には、木柵塀が石垣まで延び、右側に潜戸が設けられる。全面に黒塗りが施され、構造材の大部分は松が使用される。

間口4,418m、棟高5.914m、控屋根高4.339m、木柵塀高2.424m

1棟

石川県羽咋市滝谷町ヨ1番地

羽咋市指定
指定年月日:20120224

宗教法人 妙成寺

有形文化財(建造物)

寺伝『伝灯餘光』(宝暦12年成立、明治14年写))の記事によると江戸初期に加賀藩前田家の発願のより妙成寺の伽藍に大改造が加えられ、総門はその最終期の寛文5年(1665)の建造と伝えてる。その後、各時代に修理を経てきているが、これによって形式も変えられてきた。平成18年(1996)に解体復原修理を行い建造当初の形式に復旧している。

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キーワード

/ 冠木 / /

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