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木造愛染明王坐像

もくぞうあいぜんみょうおうざぞう

概要

木造愛染明王坐像

もくぞうあいぜんみょうおうざぞう

彫刻 / 鎌倉 / 近畿 / 奈良県

奈良県

鎌倉/1256

1躯

奈良国立博物館 奈良県奈良市登大路町50

重文指定年月日:19770611
国宝指定年月日:
登録年月日:

独立行政法人国立文化財機構

国宝・重要文化財(美術品)

本像は、台座の銘文や像内に納入されていた経巻奥書によって、建長八年(一二五六法橋【ほつきよう】快成によって製作され、願主は著名な西大寺叡尊の高弟寂澄であったことが解る。像高一尺に満たぬ小像であるが、本体はもちろん装身具や台座、光背の細部まで非常に丁寧に作られており、それらがまたほとんど造像時のままに完存している。鎌倉中期の技巧的傾向を代表する作品で、造立の事情も明確であり、当代の基準作例として貴重である。

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