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金屋の十三塚

かなやのじゅうさんづか

概要

金屋の十三塚

かなやのじゅうさんづか

有形民俗文化財 / 近畿 / 兵庫県

兵庫県

13基

丹波市山南町金屋23番地のうち実測1,208.8㎡

指定年月日:19860331
管理団体名:

丹波市

重要有形民俗文化財

 十三塚とは、十三の列塚に対し命名されたもので、13基の土盛からなる。築造の理由・時期については、十三仏信仰にともない築造されたとする説が有力である。十三仏信仰の成立は、室町時代の15世紀初とみられ、十三塚の築造もこの流れに位置づけられる。
 金屋の十三塚は、鎌倉・室町時代に栄えた石龕寺の参道左手に接する。13基が南北一列に築造され、平面方形の小さな列塚12基と中央の大きな親塚1基からなる。この十三塚は、割石を積んで塚とした点で特徴的である。また、南から数えて八号塚に一石五輪塔があり、保存が完好で、様式から室町後期のものとみられ、十三塚の築造時期を考えるうえで示唆的である。

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キーワード

/ 富士塚 / 築造 /

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