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小木のたらい舟製作技術

おぎのたらいぶねせいさくぎじゅつ

概要

小木のたらい舟製作技術

おぎのたらいぶねせいさくぎじゅつ

無形民俗文化財 / 中部 / 新潟県

新潟県

新潟県佐渡市小木

指定年月日:20070307
保護団体名:小木たらい舟製作技術保存会
※たらい舟(製品)は、昭和49年11月19日に重要有形民俗文化財に指定された「南佐渡の漁撈用具」(1293点)の一部を構成している。

重要無形民俗文化財

 小木のたらい舟製作技術は、佐渡市の小木半島とその周辺地域で使われてきた、たらい状の舟を製作する技術である。
 たらい舟は、かつて全国に点々とみられ、近海での漁や海藻採取、湖沼でのジュンサイ採取などで使用されていたことが知られているが、今日実際に使用され、かつ漁師の注文に応じて製作する職人がいるのは小木半島とその周辺地域のみとなっている。
 この技術は、水の浸入を防ぐため部材を密着させる木殺しのような造船技術や、杉の芯に近い面やアカタと呼ばれる面を水に接するように部材を配置するような桶樽の製作技術が随所に巧みに利用されている。

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