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七大寺日記

しちだいじにっき

概要

七大寺日記

しちだいじにっき

/ 奈良県

逸昌書写

鎌倉時代 13世紀/建長7 1255

紙本 斐紙 墨書 冊子 粘葉装 押界(巾2.2㎝)

縦25.8 横18.5 25丁 半葉7行 

1帖

教王護国寺観智院(京都)伝来

重要文化財

 平安時代末期に南都七大寺などを巡礼した際の見聞記。嘉祥元年(1106)大江親通の撰とされる。
 内容は、東大寺・興福寺・元興寺・大安寺・西大寺・薬師寺・法隆寺の順に、各寺の縁起・堂舎・仏像などについて簡略に記し、行基の伝記を書き加えている。『七大寺巡礼私記』と並んで、12世紀頃の南都寺院の状況を記す史料として重要である。
 本帖は建長7年(1255)に書写されたもので、現存する唯一の古写本である。もとは東寺観智院に伝来した。

奈良国立博物館の名宝─一世紀の軌跡. 奈良国立博物館, 1997, p.307, no.133.

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キーワード

/ 伝来 / 書写 / 奈良

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