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吉野ヶ里遺跡出土銅鐸

よしのがりいせきしゅつどどうたく

概要

吉野ヶ里遺跡出土銅鐸

よしのがりいせきしゅつどどうたく

考古資料 / 弥生 / 九州 / 佐賀県

佐賀県

弥生時代中期末~後期初頭

外縁鈕式銅鐸。鐸身の一部を欠損するものの、ほぼ、完存する。鰭や鈕の外縁には、複合鋸歯文が巡り、鈕の内縁には、二条の綾杉文が描かれる。鐸身には、綾杉文と凹線からなる横帯文が身の上部、中央、下部の3ヶ所に鋳出されている。舞の中央に型持孔2ヶ所が認められるが、鐸身上半及び裾部には持たない。鰭の複合鋸歯文の一部には補刻のほか、鋳掛用の足掛りが認められる。裾部内側の内面突帯は、長期の使用のため、摩耗変形している。
 本銅鐸は、形態及び文様の特徴から弥生時代中期末から後期初頭にかけて製作された福田型銅鐸に比定され、島根県出雲木幡家伝世銅鐸と同笵である。

総高28cm、鈕高8.7cm、鐸身高19.3cm、舞幅9.4cm

1口

佐賀市城内一丁目15番23号

佐賀県指定
指定年月日:20110325

佐賀県教育委員会

有形文化財(美術工芸品)

平成10年度に実施した県営公園整備に伴う確認調査により、遺跡北東部の大曲一の坪地区に設定した№26トレンチから埋納された状態で出土した。

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