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山王講の山車と人形(恵毘須) 附 高欄入れ木箱

さんおうこうのだしとにんぎょう(えびす)つけたり こうらんいれきばこ

概要

山王講の山車と人形(恵毘須) 附 高欄入れ木箱

さんおうこうのだしとにんぎょう(えびす)つけたり こうらんいれきばこ

有形民俗文化財 / 江戸 / 関東

江戸時代後半/人形 1829年
山車 1851年

江戸型山車、木製、二重鉾、三つ車。二段上下可変式のカラクリを備える。人形のカラクリと枠のカラクリは別々で二系統。カラクリは、神田祭りで江戸城の門(高さ4,4m)を通過する際に、人形を上下させるために使用された。

幅2m20cm 長さ3m70cm 高さ7m50cm(カラクリ伸長時) 車輪の直径 1m10cm

山車1基 人形1体 木箱1個

鴨川市指定
指定年月日:20110526
昭和38年に、山車の周囲に彫刻等を加えて改修し、その後昭和62年にも修理を行った。昭和54年には人形の頭の修繕塗り替えを行った。山車の本体及びカラクリ自体には江戸時代当時の構造がよく保持されている。100年以上にわたって鴨川地区の祭礼で使用され続けている。

有形民俗文化財

山王講の山車と人形は、もともとは神田新石町が所有し、江戸時代の神田祭りに参加していた25番山車と、もともとは神田白壁町が所有し、神田祭りに参加していた35番山車の人形(恵毘須)を、明治明治42年(1909)に、前原地区の関係者が東京で別々に購入したものである。山車と人形は、霊岸島より東京湾汽船に船積みし,海路運ばれ、加茂川河岸に陸揚げし、個人の蔵で保管していた。祭礼の度に組み立てを行い、祭礼終了後は解体して収納していた。現在は、解体することなく、格納庫に保管している。

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