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木造十一面観音坐像

もくぞうじゅういちめんかんのんざぞう

概要

木造十一面観音坐像

もくぞうじゅういちめんかんのんざぞう

木像 / 南北朝 / 九州

不詳

南北朝/1334

木造(寄木造)、漆箔彩色、玉眼
正面を向き、右手は掌を上にして膝前に伸べ、左手を屈臂して蓮華を握り、右足を上にして結跏趺坐する。頭上に十一面を頂き、垂髻を結い、宝冠をかぶる。覆肩衣と衲衣をまとい、裙を着ける。

像高114.0㎝、髪際高82.3㎝、頂顎53.0㎝、髪際顎20.9㎝、面幅20.0㎝、面奥27.7㎝、耳張24.7㎝、肩幅42.2㎝、肘張67.7㎝、膝張79.0㎝、胸奥(左)31.6㎝、胸奥(右)32.8㎝、腹奥37.1㎝、膝奥57.3㎝、裳先奥66.0㎝、耳長(左)17.1㎝、耳長(右)16.7㎝
【参考】
台座高64.7㎝、幅136.0㎝、奥94.8㎝
光背高149.3㎝、幅109.5㎝

1躯

福岡県指定
指定年月日:20130329

有形文化財(美術工芸品)

直方市大字下新入の法華寺地区にある観音堂に祀られる。近世の地誌類は、この観音堂をかつてこの地にあった法華寺という法相宗寺院の跡地としており、その本尊が本件に該当すると記す。法華寺についての詳細は明らかではないが、仏像の存在や地誌類の記述から、中世に栄えた寺院で、18世紀初頭には廃絶していたことが知られる。
現在は、付近に位置する長安寺と法華寺地区の住民によって守られている。

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