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線彫閻魔王坐像

せんぼりえんまおうざぞう

概要

線彫閻魔王坐像

せんぼりえんまおうざぞう

石像 / 安土・桃山 / 中部

不明

安土桃山時代/1574

自然石に線彫り

像高110.0cm、幅130.0cm

1基

松本市指定
指定年月日:20110322

有形文化財(美術工芸品)

大きな自然石の側面に、太い眉をつり上げ、眼玉をむき出してにらみつけ、大きく口を開けたユーモラスな閻魔王の姿が、線彫りで刻み込まれている。「天正二年七月吉日甲戌 本願 越前住經聖」の陰刻があり、安土桃山時代に、越前(福井県)の僧が、若澤寺へ巡拝の際に建てたものと思われる。元は十王堂にあり、地獄行きを逃れ、生前に善業を積もうとする十王信仰の対象であろう。この阿弥陀堂や仁王門の周辺には、同じ頃建立された紀州(和歌山県)や備前(岡山県)などの僧による供養碑も見られる。

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キーワード

松本 / 閻魔 / 波田 / 彫り

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