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安塚第6号古墳
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安塚古墳の存在は、元禄14年の古絵図にも「西安塚」として3基の古墳が描かれるなど、古くからその存在が知られていた。一方、塚田、塚畑などの小字から、古墳が水田や畑として開発され、壊されてきたことも分かる。
昭和53年から行われた県営圃場整備事業に伴う立会調査での石積み発見を機に、9基の古墳の緊急発掘調査が行われた。古墳の築造時期は8世紀前半とされ、それまで開発時期が新しいとされていた「新村」地区に、古代に展開した奈良井川左岸の集落の水源を抑える有力氏族がいたことがこの調査で明らかになった。