李白吟行図 りはくぎんこうず

絵画 

梁楷筆
制作地:中国
南宋時代・13世紀
紙本墨画
81.1×30.5
1幅
銘文:大司徒印 ; 梁楷
重要文化財

李白を水墨の簡略な筆で見事に表現した本図は、梁楷【りょうかい】の「減筆体【げんぴつたい】」の水墨人物画を最もよく示すもの。図上のパスパ文字の鑑蔵印「大司徒印」は元朝の阿尼哥(アンカ)の印といわれます。狩野家模本より江戸時代に東方朔【とうほうさく】図と対幅であったことがわかります。松平不昧旧蔵図。(130129_t081) 一見なにげない墨だけの絵ですが、衣の右側の輪郭線を見てください。墨線の外側が薄く、内側が濃くなっていることで、この人物の右側から、ゆるやかな光が差し込んでいるように見えませんか。これはこの人物が、月光の下を歩いていることを暗示しています。このわずかな光の表現によって、歴代の鑑賞者は本作品に李白の有名な詩句、「頭を擧(あ)げては山月を望み、頭を低(た)れては故鄕を思う」を思い起こしてきました。中国絵画ではわずか一本の線の繊細な墨調によって、無限の空間と詩情が表現されています。(題箋は2枚使用)(130129_t081)

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