瑞花鴛鴦五花鏡 ズイカエンオウゴカキョウ

制作地:日本
平安
銅は黒褐色を呈する。鏡面に鍍錫。円錐形の菊座鈕。鋳造時、鈕孔を開けるための軸を鋳型に据えたハバキの痕
径 10.8 cm 縁高 1 cm 縁幅 0.1 cm
1面

鴛鴦文を鳳凰文崩れとする向きもあるが、宝相華蒔絵宝珠箱(十世紀 仁和寺蔵)など平安後半期の漆工品に鳳凰と鴛鴦が同時に描かれる例があり、鏡の鴛鴦は新たに加わった鳥文とも思われる。E甲17-19など十二世紀代の崩れた鳳凰文は、鋳鏡工人が両者を区別できず生じた現象か。なお茎を左方に流す瑞花文は、八稜鏡の早い段階から存在するが、本鏡は繁縟さが増している。鴛鴦鏡の基準作例に永久五年(1117)銘奥書紙本経と伴出した神戸市石峯寺経塚の瑞花鴛鴦八稜鏡(森田稔1991)があり、本鏡も相い前後する時期の製作か。

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