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十四世藤野雲平製天平筆

じゅうよんせいふじのうんぺいせいてんぴょうひつ

概要

十四世藤野雲平製天平筆

じゅうよんせいふじのうんぺいせいてんぴょうひつ

工芸品 / 昭和以降

じゅうよんせいふじのうんぺい

昭和

全長二一.二
管長一八.〇
管径一.八

1

木村陽山コレクション

藤野家が製筆を始めたのは元和年間の頃。十四世藤野雲平(一九一二~一九九九)は、京都の筆舗、提中金翠堂に奉公後、父にも学んで筆を製した。製筆の大勢が水筆へと推移していった時代にあっても、古式の巻立法を守って巻筆の製造を続けた特異な筆匠であり、昭和四一年(一九六五)には滋賀県指定無形文化財に認定されている。本筆は、藤野家歴代が最も得意としてきた天平筆。雀の頭の形に似ることから「雀頭」と呼ばれる穂首の形や斑竹、コツの形など、正倉院に伝わる天平筆を基本にした古式ゆかしい作である。

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