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西洋風俗図

せいようふうぞくず

概要

西洋風俗図

せいようふうぞくず

その他 / 江戸

筆者不詳

江戸時代/17世紀初期

紙本着色

各116.7×308.6

6曲1双



来歴:南部伯爵家伝来→池長孟→1951市立神戸美術館→1965市立南蛮美術館→1982神戸市立博物館

参考文献:

6曲1双屏風の片隻にあたる。対話する二人の武人、眠る老人の横で読書する牧童など、穏やかな雰囲気に満ちた屋外風俗を描いています。一見西洋絵画のようにも見えますが、素材は油画ではなく日本的な顔料絵具が使われています。日本で布教活動を展開したイエズス会はセミナリオを運営していましたが、そこで教育を受けた日本人画家による作品と考えられます。

この屏風は文禄三年、蒲生氏郷の義妹が、南部利直侯に入嫁の際、持参した道具のひとつとする伝説があります。通常の6曲屏風に比べ一回り小さく、高貴な女性のために制作された可能性もありますが、各扇の図柄は連続せず、当初から屏風絵として描かれたものかどうかは未詳です。

【南蛮美術】

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キーワード

南蛮 / 市立 / 神戸 / 屏風

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