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神戸覧古(上・中・下)

こうべらんこ(じょう・ちゅう・げ)

概要

神戸覧古(上・中・下)

こうべらんこ(じょう・ちゅう・げ)

文書・書籍 / 明治

若林秀岳  (1839-)

わかばやししゅうがく

明治43年頃/1910年頃

紙本淡彩

23.8×31.5、23.7×31.8、23.9×31.8

3帖(木箱とも)



来歴:1984神戸市立博物館

参考文献:
・神戸市立博物館『コレクションの精華』図録、2008
・神戸市立博物館『描かれた神戸物語』図録、2005
・神戸市立博物館『よみがえる兵庫津―港湾都市の命脈をたどる―』図録、2004

若林秀岳(1839~1915)は、現在の神戸元町の商家に生まれた画家。本書は上・中・下の3巻からなり、下巻末に「七十一歳」とあることから、明治43年(1910)頃の作成とみられる。秀岳は、開港以降目まぐるしく変貌していく神戸の姿に郷愁を覚え、名所旧跡や寺社、民俗芸能、江戸時代の村や町の様子を本書に描きとどめた。秀岳の『神戸覧古』はほかにも当館所蔵の1巻、神戸市立中央図書館所蔵本(2巻本、桃木書院旧蔵)と個人蔵本が知られている。画題の重複はあるものの、構成はそれぞれ異なり、和歌や注記が添えられているものもある。江戸時代末期の神戸や兵庫周辺地域の景観を知る手がかりとして貴重なものである。

【近代の神戸】

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キーワード

神戸 / 市立 / 開港 / 図録

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